東芝が6月の生産停止と9月での閉鎖を計画している北九州工場について、日本共産党福岡県委員会の代表は2月20日、同工場を訪れ工場閉鎖計画の撤回を要請しました。
田村貴昭衆院九州沖縄ブロック比例候補、北九州市の石田康高市議団長ら市議5人、真島省三・福岡9区、高瀬菜穂子同10区候補ら11人が参加。東芝側は竹下史仁・本社政策企画室長、北九州工場の吉田孝総務部長が応対しました。
田村氏らは①東芝の責任で雇用確保に責任をもつ②異動に応じられないことを理由にした退職誘導は絶対に行わない③女性(約100人)も含め、異動に応じにくい方々には特別の配慮を行う④工場への依存率の高い取引先企業にも東芝として責任をもっ――などを強く求めました。
従業員522人の配置転換・異動について東芝側は、豊前工場に100人、石川県加賀東芝に130人、残りは兵庫県姫路工場を予定している、としています。
労働者の実情については、「先週から聞き取りを開始したせころ。全容はまだ」としていますが、「雇用については東芝として責任をもった対応をしたい」と答えています。(しんぶん赤旗 2012年2月21日)