原発ゼロへ共同広げ
原発ゼロと自然エネルギーヘの転換・普及をめざす「一点共闘」が九州・沖縄でも広がっています。赤嶺政賢衆院議員と田村貴昭比例候補はこの取り組みの先頭に立っています。
東日本大震災と福島原発事故から1年の3月11日、九州・沖縄全8県で多彩な行動が取り組まれました。九州・沖縄一円から1万5千人が福岡市に集った昨年11月13日の「さよなら原発! 福岡集会」の成功に続き、地域でつくった実行委員会がさらに共同を広げたのです。
九州電力玄海原発の立地する佐賀県玄海町でも変化がありました。原発マネーを背景とした九電の強い支配のもと、住民が声を上げない「沈黙の町」と呼ばれてきた町です。
原発反対集会を開くことも困難な玄海町を変えようと、玄海原発対策住民会議は集落を回り知人に参加を呼びかけました。そうして開いた「さようなら原発 こんにちは自然エネルギー・in玄海」には、昨年7月10日の集会参加者450人を上回る約650人が集まりました。県外参加の多かった前回と異なり、今回はほとんどが県内参加者です。初参加した町民も20人ほどいました。
田村候補は玄海町の集会に出席して「九州は自然エネルギーの宝庫です。希望のもてる自然エネルギー日本一の九州実現を発信していきましょう」と呼びかけました。
トークセッションで市民電力会社の設立を訴えたNPO「九州・自然エネルギー推進ネットワーク」代表理事の小坂正則さんは集会後、田村候補と意見交換。「原発の再稼働を許さずにこられたのは、九電『やらせメール』を告発した共産党の功績が大きかったと思う。思想・信条を超えて原発はいらないの運動をさらに大きくしていくため、一致点を大切にして一緒にやっていきたい」と期待を寄せました。
「3・11」1年の行動は、福岡県内では5000人を集めた北九州市をはじめ飯塚、大牟田、久留米、田川、直方各市で、熊本県は天草、水俣、八代各市などで、映画鑑賞やコンサートを取り入れた多彩なイベントが開かれ成功しました。
赤嶺議員は、昨年11月13日に引き続き九州・沖縄選出の国会議員でただ一人、「3・11」を節目に開かれた「さよなら原発! 福岡集会」(福岡市)に駆けつけました。参加者と交流を広げ「原発ゼロヘの熱い決意を正面から受け止め、原発なくせ、被災地復興に全力で取り組みたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2012年3月20日)