日本一の地熱発電「大分・八丁原発電所」を田村比例候補が見学  

 日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄比例候補は4月1日、大分県九重町にある日本最大の地熱発電を誇る九州電力・八丁原発電所を支援者らと見学に訪れました。昨年4月の福岡知事選を機に、田村氏を政治の場に押し上げるため幅広い市民有志が集い結成された田村応援団の主催で、47人が参加しました。

 田村氏は、二酸化炭素をほとんど排出しない、半永久的に安定した発電能力――など地熱発電の魅力を解説。稼働中タービンの実物にふれ、「地熱はもとからある蒸気を利用するものなので、非常に理にかなったエネルギー。これからの再生可能エネルギー普及の一翼を担っていくものだと思った」と感想を語りました。

 同発電所は、地下2000メートルの蒸気と温水のたまっている層に井戸を掘り、噴き出す蒸気を用いてタービンを回し、発電します。

 現在、2基合計で11万キロワットの地熱発電と、100度ほどの低温熱を利用する「バイナリー発電」(2000キロワット)が稼働。4人家族で約3万7000世帯分の電力をまかなっているとされます。

 北九州市から参加した岡田直子さん(48)は「思ったよりも地熱発電の仕組みは単純で、使わなかった熱水を地中に返すなど資源活用の仕方に感心しました」と話していました。(しんぶん赤旗 2012年4月2日)