TPP反対でJAとがっちり 鹿児島・伊佐で田村比例候補が懇談

 日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補は5月16日、鹿児島県伊佐市のJA北さつま伊佐総合支所を訪ね、山口利明支所長と懇談しました。畑中きょう子市議、永田義人姶良・出水(あいら・いずみ)地区委員長が同席しました。

 田村氏は、スプレーで「TPP反対」と大書した、わらロールを、支所に向かう車窓から田んぼで見かけたことにふれ、「鹿児島は九州最大の農業県。参加なら、1800億円は下らない影響が出る。TPP反対の強い思いを感じました」と切り出しました。山口氏は「26日にTPP反対のスローガンを改めて採択する予定だ。今が踏ん張り時」と話し「高齢化が進み、平均年齢が70・2歳の人たちが伊佐の農業を支えている」と後継者難への心配も語りました。

 田村氏は、TPP問題での日本農業新聞の志位委員長インタビュー記事を紹介。「消費税に頼らない『提言』もぜひ読んでほしい」と訴え「提言」ダイジェスト版を30部手渡しました。山口氏は「ぜひ勉強させてもらう」と話しました。

 田村氏は、畑中市議、宮内ひろし霧島市議の各市政報告会で、電気紙芝居を使い消費税増税に頼らず、社会保障の充実と財政再建を進める党の「提言」を語りました。(しんぶん赤旗 2012年5月18日)