馬毛島の基地化など反対 田村比例候補が西之表市長と懇談

 日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補は6月18日、鹿児島県・種子島北部にある西之表(にしのおもて)市の長野力(ちから)市長と懇談しました。野口寛、橋口美幸両市議が同席しました。

 田村氏は、島内の至る所に「馬毛島(まげしま)への米軍基地化許さない」「種子屋久(種子島・屋久島)の自然を守れ」の看板があり、市庁舎も同様の垂れ幕を掲げるなど島をあげての反対運動にふれ、「基地経済に頼らない、基幹産業を守るためにTPP(環太平洋連携協定)を許さない―の共同を広げ、島の振興に力を合わせ頑張っていきたい」と話しました。

 消費税と社会保障をめぐって、長野市長は「市町村国保の運営は限界に達している、社会保障がどうなるのかしっかり見えてこない中、所得の低い過疎地で(消費税増税が)住民の負担になるのではないか」と懸念を表明しました。

 長野市長は、馬毛島の米軍基地化やTPP参加反対、川内原発3号機増設反対などでの共同にとどまらず「生活密着型の子育てや教育でも(共産党と)政策の一致点が数多くある」と話しました。(しんぶん赤旗 2012年6月20日)