事前集会の様子
福岡県久留米市営ノ陣町八丁島地区に計画されているゴミ焼却場建設に反対し、市長に公開質問状を提出している住民団体が7月5日、楢原利則市長と交渉しました。ふるさと八丁島を守る会、久留米民主商工会など4団体のメンバーら140人が参加、日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補と金子むつみ衆院6区候補も参加し、交渉前の集会で紹介されました。
九州廃棄物問題研究会の馬奈木昭雄弁護士らは、建設予定地が市の洪水ハザードマップで最大5メートルの浸水が予想されていることをあげ、「防水扉で5メートル以上の浸水を防げるはずがない。ゲリラ豪雨による大水害が頻発しており、八丁島は地盤も軟弱で新施設の建設にふさわしくない」と市を追及しました。
楢原市長は「建物の屋上より上に水がくることはない。防水扉で水を止めるのは設計の中で可能と考えている」などと答えたため、馬奈木氏らは「市長の願望を聞いても仕方ない」と批判しました。交渉は時間切れで質問項目の途中で終了。次回の日程について楢原市長は「協議させていただく」と答えるにとどめました。(しんぶん赤旗 2012年7月7日)