熊本県を襲った記録的な大雨で、日本共産党の田村貴昭衆院比例九州・沖縄ブロック候補と党県災害対策本部の松岡徹本部長・県議は7月13日、県内で最も多い死者・行方不明者の出ている阿蘇市入りし、佐藤義興市長と懇談、被災者救援と生活再建に協力していくことを確認しました。川端忠義市議、東奈津子衆院熊本3区候補が同行しました。
佐藤市長は、床上浸水などで約800人が避難所生活を強いられている現状などを報告し、「し尿処理施設が浸水し、いまだに近寄れない状況です。おそらく機器のダメージが大きい」と語りました。松岡県議は「広域的な協力が必要になってくる」とのべ、県に対応を求めることを約束しました。
田村氏は「党としても激甚災害の指定と生活支援法の適用、拡大に力を尽くしていくので、できるだけ要望を寄せてほしい」と話しました。
田村氏らは、土砂崩れ現場の調査後、約200人が避難している阿蘇市体育館を訪ね、被災者を見舞い、要望などを聞きました。
避難している女性(77)は「家が泥水につかってしまい、住めなくなってしまった。帰る場所がない」と窮状を訴えました。松岡県議は、阿蘇市が仮設住宅を準備していることを伝え「県にも皆さんの要望に至急対応させます」と答えました。(しんぶん赤旗 2012年7月14日)