全国各地に広がりを見せている原発をなくそう、再稼働に反対する抗議行動。7月22日は、青森、埼玉、大阪、和歌山、高知などで市民によるデモが行われました。大飯原発(福井県おおい町)が再稼働されたいまも、「原発いらない」の声は大きくなるばかりです。
福岡市でもフェイスブックでの呼びかけに呼応した約500人が、太鼓やタンバリン、マラカスのリズムに合わせ「原発いらない」とコール、繁華街で市民の注目を集めていました。
妻と2歳4カ月の子どもの3人で歩いていた同市城南区在住の男性(43)=飲食店経営=は、夏らしく親子そろって浴衣姿で参加。「体に良い物を提供したいと2年半前から、無農薬の野菜をつくっていますが、その意味では放射能は最悪の添加物です。子どもの命が何より大事だと思って3カ月前からこうしてデモに参加しています」と話していました。
この日のデモは、同市中央区在住の主婦(55)が呼びかけ、フェイスブックやツイッターで大きく拡散。お母さんたちに連れられた子どもたちも色とりどりの風船を手に元気に歩きました。
ベビーカーを押して歩いていた20代の女性は「ツイッターを見て参加しました。一人でも多く参加することが大切だと思います。まずは自分から動き、周りに広げていきたい」と語りました。日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄比例予定候補も参加しました。