日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補と仁比聡平参院比例候補は7月23日、河川の氾濫で2人が死亡するなど大きな被害を受けた大分県竹田市に行き、被災者を見舞って激励するとともに被害実態を調査しました。堤栄三県議、党竹田市委員会の関係者が同行しました。
12日早朝に玉来(たまらい)川からあふれた濁流に襲われた拝田原地区のギフトショップ。倉庫に保管していた商品が水浸しとなり、3日間の営業停止を余儀なくされました。経営者の佐田清成さん(69)は「30万円ほど丸損。しかし商売人への支援はない」。同じ地区内の60代女性は「12年前にも氾濫して大きな被害を受けた。せめて警報を5分でも10分でも早く出していてくれたら」と声をつまらせました。
仁比氏は「被災者が被災前の生活・営業を取り戻せることが大事。県・国に働きかけ復旧・支援に力を尽くしたい」とのべました。
田村氏は「想像以上の被害実態に驚く。被災者支援・防災対策はいままでの枠組みにとらわれないものが求められている」と話しました。
市は23日午後5時現在、住宅被害について全・半壊101棟、裏山などの土砂崩れ49カ所、床上・床下浸水298棟などとしていますが、全容はつかみきれていないとしており、さらに大きくなることが予想されます。(しんぶん赤旗 2012年7月24日)