友田支所長と懇談する(左から)武藤、田村、上村の各氏
日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補は8月21日、有明海再生の問題で佐賀県有明海漁業協同組合の2支所と懇談、支所長から「一刻も早い開門を」と期待の声が寄せられました。かみむら泰稔衆院2区候補、武藤明美県議が同行しました。
田村氏は、諌早湾堤防排水門の全面開門を命じた有明海訴訟の福岡高裁確定判決を、国が履行しようとしない問題について、「みなさんの声を届けて、全面開門に全力をあげたい。ぜひご協力を」と話しました。
芦刈支所の友田正和支所長は「1997年4月の諌早湾潮受け堤防の閉め切り以来、年々海況が悪化、水揚げが減っている。かつて150人いた組合員も88人に減った。一刻も早い開門でタカラの海を取り戻したい」と話しました。
諌早湾干拓背後地の農業用水について、友田支所長は「農家は『開門すれば水の確保ができない』という話を聞くが、(本川)河口から取水をするなどすれば農業は続けられる」と農漁業共存のための協議を訴えました。(しんぶん赤旗 2012年8月23日)