日本共産党国会議員団九州・沖縄ブロック事務所と九州7県委員会は10月12日、米海兵隊オスプレイの配備撤回と低空飛行訓練の中止を九州防衛局に迫りました。赤嶺政賢衆院議員、田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補、仁比聡平参院比例候補と衆院選挙区候補、地方議員らが参加しました。
田村氏と各県委員会はオスプレイ訓練計画の「イエロールート」「パープルルート」直下自治体との懇談を進めています。自治体の「国からの情報が全くない」との不満や米軍機低空飛行の目撃実態を示し、オスプレイの飛行経路を問いただしました。
防衛局側は「米軍の運用に関しては何も承知していない」「答えられない」を連発。昨年の米軍機のイエロールート飛行は255回に及ぶとの米軍報告があるにもかかわらず、自衛隊基地の管制による追跡能力の有無についてさえ答えないため、党側は「安全を理解してもらうとしながら何の情報も知らせない。無責任だ」と指摘しました。
オスプレイの自衛隊基地への緊急着陸やルートを外れた飛行についても防衛局側は否定せず、赤嶺氏は「国民の不安について何一つ答えを持っていないことが証明された」と批判しました。(しんぶん赤旗 2012年10月13日)