TPP反対の共同ひろく 田村貴昭

 国政初挑戦の表開から定かけ8年、離島から山間部までくまなく地域の実情に接してきた田村貴昭候補(51)=新=。「提案し、行動する。」日本共産党の姿を体現しながら、3度目の挑戦で悲願の2議席奪還に死力を尽くしています。

 JAや漁協などとの懇談は、この1年だけでも約70団体。福岡県では、TPP(環太平洋連携協定)参加阻止でJAとの共同発展に貢献してきました。TPPを考える共同シンポジウムで4回パネリストを引き受け、TPP参加の背景に「アメリカいいなり」「財界中心」の政治があると強調。「『TPP反対』の一点で共同を」と訴えました。

 「田村さんの話は説得力があった」。ともにパネリストを務めたJA組合長は「共産党は、言うこととやることが一緒だから信頼できる。政治勢力を大きくしてほしい」と話します。

 九州・沖縄に集中するオスプレイ低空飛行訓練ルート。田村さんは、福岡、大分、熊本、宮崎、鹿児島のルート周辺13市町村を訪ね、「国、防衛省から連絡も情報開示も何もない」との声を九州防衛局にぶつけ、訓練中止を求めました。

 選挙日当ての離合集散や新党乱立が相次ぐ状況に、「日本共産党は国民の立場で90年、一貫して筋を適してきたからこそアメリカにも財界にもモノが言えます」と訴えています。北九州市小倉南区で田村氏の演説に耳を傾けた八百屋の男性(44)は「総選挙はプレるかプレないかが選択の基準になる。その意味では絶対プレない共産党が今こそ必要」と話していました。(しんぶん赤旗日曜版 2012年12月2日号)