沖縄知事の申請承認糾弾 稲嶺市長勝利へ 普天間1周デモ

 米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)の即時無条件閉鎖・撤去を訴えて、同基地を自動車で一周する「2014年第31回新春自動車デモ」が1月3日、同市内で行われました。主催は「普天間基地撤去をめざす宜野湾市民協議会」(宮城正雄共同代表)。

 出発集会で参加者は、昨年末の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事の同県名護市辺野古の埋め立て申請承認を糾弾。12日告示の名護市長選(19日投票)で「稲嶺ススム市長を勝利させ、日米両政府に沖縄県民の総意を示そう」と決意を固め合いました。正月三が日からMV22オスプレイが爆音をまき散らして住宅密集地上空を訓練飛行する姿が見られました。

 主催者あいさつで知念吉男事務局長(日本共産党宜野湾市議)は「『命どぅ宝』(命こそ宝)の県民総意を裏切った知事を絶対許してはならない」と強調。激励に駆け付けた赤嶺政賢衆院議員は「『知事は埋め立て承認撤回を』の声を大きく広げよう」と訴えました。

 ヘリ基地反対協の安次富(あしとみ)浩共同代表は、「政府と結託した知事の暴挙に屈してはならない。日米両政府は名護市長選を死に物狂いでやってくる。稲嶺市長の当選まで全力でたたかい抜こう」と力を込めました。

 伊波洋一元宜野湾市長、新垣繁信・県統一連代表幹事、「ヘリパッドいらない」住民の会の伊佐真次氏、新垣清涼・普天間爆音訴訟団副団長、田村貴昭・党国会議員団九州沖縄ブロック事務所長が連帯あいさつしました。(しんぶん赤旗 2014年1月4日)