福岡市では「さらば原発!」をスローガンに「GOODBY ENUKES さよなら原発!3・9福岡集会」が開催され、団体やインターネットでの呼びかけで集まった市民1000人超が会場外まであふれました。
さよなら原発!福岡の青柳行信代表は、「福島の事故から3年。私たちの歩みは原発を止めてきた。原発のない暮らしを勝ち取ろう」とあいさつしました。
福島県郡山市から那珂川町に3歳の子どもと避難している女性(23)は「警戒区域の人々はいまだ仮設で暮らす。何をやっているのかと怒りを感じる。福島を忘れないで」と訴えました。
飛び入りや初参加の市民も多く、▽「家が玄海原発に近く、再稼働はイヤ」=口コミで誘われた介護士の女性(20)▽「安倍政権は再稼働進めるが事故が起きれば取り返しがつかない。絶対反対」=ホームページを見て訪れた会社員の男性(35)―らの声が寄せられました。
参加者らはより多くの市民の目にふれるよう11コースに分かれ繁華街・天神をデモ行進しました。
県内では北九州市、大牟田市、久留米市、飯塚市でも集会やパレードが行われ、全県で4000人以上が「脱原発」を訴えました。(しんぶん赤旗 2014年3月10日)