今夏にも狙われている九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働を許さないと「ストップ再稼働!大集会」(主催=原発いらない!九州実
行委員会)が6月7日、九電本店のある福岡市で開かれました。全国から集まった1万5000人(主催者発表)が、黄色の風船や傘を振って「再稼働反対」と
コールしました。
川内原発から30キロ圏内の熊本県水俣市から3人の子どもと参加した女性(31)は「原発を止めておかないと、子どもの将来が心配」と話します。長崎市から参加した女性(29)は「放射能の恐ろしさを被爆地・長崎から発信したい」と語りました。
福島原発告訴団の武藤類子さんは「福島原発事故からまだ4年。何一つ解決していないのに、再稼働など事故被害者には信じられない」と批判。川内原発の地元
を代表して鳥原良子さんが「現地は全国のたたかいに励まされている」と語ると、参加者は大きな連帯の拍手で応えました。
原発をなくす全
国連絡会の長尾ゆりさん(全労連副議長)や首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんら協賛団体代表、全国呼びかけ人の九州大学大学院教授の吉岡斉さ
ん、作家の広瀬隆さん、明通(みょうつう)寺(福井県小浜市)住職の中嶌哲演(なかじま てつえん)さんがあいさつしました。
政党あいさつで日本共産党の真島省三、田村貴昭両衆院議員、仁比聡平参院議員が登壇。真島氏が「火山の監視体制は不十分。世界一危険な川内原発の再稼働を阻止しよう」と呼びかけました。社民党国会議員も訴えました。(真島議員の挨拶はコチラ)
集会後、コールしながら、九電本店などへ向けて市内をデモ行進しました。(しんぶん赤旗 2015年6月8日)