日本共産党の田村貴昭衆院議員は4月16日、前日に続いて熊本県で山本伸裕県議とともに救援活動を行いました。
約400人が避難している熊本市中央区の春竹小学校では、断水により生活用水が不足しています。春竹校区自治協議会の南茂司会長は、田村氏らに「まだ給水車が来ていません。救援物資の食料が確実に届くわけでもなく、住民は1日2食もままならない状態です」と訴えました。
自宅近くの駐車場に段ボールを敷いて避難している女性(56)は「85歳の母が集団生活に慣れず、避難所に入れません」と語りました。
田村氏は「不自由な生活が続きますが、困ったことがあれば相談してください」と手を違って励ましました。
被災者の要望を受け、田村氏らは熊本市役所を訪れました。山本県議は「避難所に指定されていない集会所にも多くの住民が避難しています。食料が一人ひとりに届くよう対応してほしい」と担当者に求めました。
約600人が避難している宇土小学校(宇土市)の体育館では、被災者の支援にあたる市職員の女性(42)から「今日はパンを配布したが足りなかった。トイレの水は、プールからバケツで運んでいる」との説明を受けました。
宇土市では、上層階が崩壊した市役所庁舎を視察し、災害対策本部の元松茂樹市長を激励しました。
(しんぶん赤旗 2016年4月17日)