修習生手当創設求める 九州弁護士会連合会が集会 田村議員あいさつ

DSC00498 九州弁護士会連合会は8月6日、司法修習の活動を支える手当創設を求め「全国リレー市民集会」を福岡市で開きました。110人が参加。日本共産党から田村貴昭衆院議員が他党の議員とともに出席しました。

萩元重喜理事長が貸与制に移行する前の給費支給を振り返り、「国民の税金で自分たちの基礎がつくられた」と語り、「裁判所法改正へ九州の地から国会議員、国民のみなさんへ風を吹かせたい」とのべました。

田村議員は司法制度の整備は公共インフラの整備と同様に国の仕事だと指摘。「超党派の議員に声を広げ、修習手当創設、給費制復活を必ず実現できる秋の臨時国会にしていきたい」と決意を語りました。

法曹をめざす若者らがリレートーク。溝江香菜子さん(25)は、2011年の給費制廃止に、進路を選ぶうえで「とても大きな壁を感じた」とのべ、大学の奨学金に加えさらに大きな借金を抱えることになると法曹への道をあきらめた友人について話しました。「給費制廃止が私たちの世代に与えた影響を理解してもらい支援をお願いしたい」と訴えました。(しんぶん赤旗 2016年8月9日)