町議会史上初めて日本共産党の公認候補が立候補する鹿児島県の離島(喜界島)、喜界町で9月4日、田村貴昭衆議院議最を迎えて党演説会が開かれました。町議選(定数12、20日告示、25日投票)に挑む良岡理一郎候補(64、党喜界支部長)が訴えました。
台風12号が前日に通過し、後片付けやサトウキビの植え付け作業、ゴマの収穫作業などに追われる中、50人ほどの町民が早々と会場に集まりました。
演説会は、日本共産党を応援する町民のスピーチで始まり、獣医師の高坂嘉孝氏が党への期待を語りました。
良岡候補がスピーチし、これまで何度も傍聴した町議会への感想を述べ、喜界町が抱える課題や問題点についての自らの提案も交え、喜界町の展望について語りました。
飛行機を乗り継いで駆け付けた田村議員は、参議院での野党共闘の意義や議席を増やした日本共産党の果たすべき役割は大きいと述べ、プロジェクターを使いながらTPP(環太平洋連携協定)、原発再稼働、医療・福祉の問題などを解明しました。
そのうえで「国政レベルでの共産党と身近な町政レベルでの共産党議員の活動がセットになって豊かで平和な生活の実現ができる」と強調し、「喜界町議会史上初めての日本共産党議員誕生の実現に、皆さんのご支援を」と呼びかけました。
参加した60代の男性は「誠実そして真摯(しんし)に語るエネルギッシュな田村議員の講演に、変わりつつある日本共産党の今の姿を見ることができた」と語りました。(しんぶん赤旗 2016年9月7日)