熊本県の阿蘇山・中岳の爆発的噴火を受けて日本共産党の田村貴昭衆院議員は10月9日、阿蘇市に入り、被害状況を調査しました。山本伸裕県議らが同行しました。
阿蘇市は、噴火直後から避難所を12カ所設置、市民も積もった火山灰のかき出しに追われました。
噴火の影響は、ビニールハウスや農作物、収穫前のイネなどに及んでいます。トマト農家の男性(39)はビニールハウスに地震に追い打ちの被害を受けました。火山灰や噴石でハウス10棟に穴があき「100万円以上の損害です」と肩を落としました。
田村議員は農業被害について、「補填(ほてん)の制度創設が必要だ」と指摘し、「被害実態を国に伝えます」と答えました。
阿蘇市役所では、和田一彦総務部長と懇談。田村議員は「被害の認定を受け、補助を必要としているところには助成できるよう、党議員団で情報を共有し、支援を国にもしっかり要請したい」と話しました。
調査には、竹原祐一阿蘇市議、濱元幸一郎党北部地区委員長らも参加しました。(しんぶん赤旗 2016年10月10日)