定期点検で停止中の九州電力川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)を二度と再稼働させないと「さよなら原発!・全国集会」が11月13日、鹿児島市内で開かれました。「ストップ川内原発!3・11鹿児島実行委員会」の主催で、全国から集まった約2000人がいっせいに「川内原発動かすな」のメッセージカードを掲げ、駅前の会場は赤一色に染まりました。
「もう原発ゼロの流れは止まらない」。7月の知事選で「原発に頼らない社会」をめざす三反園訓氏が勝利したのに始まり、新潟県でも10月に再稼働反対の新知事が誕生したのを受け、「全国で再稼働ストップの声を上げ、安倍政権に突き付けよう」との連帯発言が相次ぎました。
地元・薩摩川内市の鳥原良子さん(川内原発建設反対連絡協議会会長)は「市民・県民多数の『脱原発』の思いを酌んでくれるよう三反園知事を応援し続けていきましょう」と呼びかけました。
福島県郡山市から駆けつけた女性は「何としても三反園さんに頑張ってほしい」と力を込めました。
日本共産党の田村貴昭衆院議員、まつざき真琴県議らが参加し、紹介されました。
集会後、3人の子どもを連れてパレードに加わった女性(42)=鹿児島市=は「多くの人が応援していると知事に伝えたい」と話していました。(しんぶん赤旗 2016年11月15日)