29日投票の北九州市議選で日本共産党10候補の全員当選を果たそうと1月21日、市田忠義副委員長・参院議員を迎えて市内4カ所で行われた街頭演説。市田副委員長の「10人全員当選へ支持の輸を広げに広げよう」との呼びかけに、大きな拍手が巻き起こりました。田村貴昭、真島省三両衆議院議員が、それぞれの会場で司会を務めました。
小倉北区(定数11)の旦過橋で党員・後援会責が「大型開発の浪費やめ、くらし第一の市政・市議会を」「北九州から野党共闘で新しい政治を」と書かれたポスターを掲げて並ぶ横で演説を聞いていたのは、小倉北区に住む83歳の男性です。12年前に生活上の問題で党議員に相談して以来、ずっと共産党を頼りにしてきたといいます。
「共産党の議員は、困っている市民の話を親身になって聞いてくれる。10議席に躍進し、貧困者の強い味方になって頑張ってほしい」と力を込めました。
立ち止まって演説を聞いていた区内の病院に勤務する男性(38)は「医療現場でも非正規雇用の若者が増え、正規雇用が少なくなっています。非正規で働く若者の権利を守ってほしい」と語りました。
演説中にも他党の候補者が宣伝力ーで走り回るなど、激しい選挙戦。市田副委員長が「自民、公明、維新の悪政3兄弟に退場の審判を下そう」と訴えると、「そうだー」の声が飛びました。
門司区(定数6)のJR門司駅前では、バルーンアートのプロでもある門司民主商工会の土井義信副会長がハート形の風船50個を持参。「学校給食を無料にー」「高すぎるゴミ袋を値下げする」などのメッセージが書かれています。
土井さんは「消費税増税で生活も商売も若しくなるばかり。豆腐店で育った高橋都候補には、市議会で中小業者の支援と門司の街の活性化に取り組んでほしい」と語りました。
うなずきながら演説を聞いていた近所の女性(58)は「北九州市の発展を支えた高齢者に冷たい政治に怒りを感じます。市民の要求から生まれた公約の実現に奮闘してほしい」と熱いエールを送りました。(しんぶん赤旗 2017年1月22日)