6434人が犠牲になった阪神・淡路大震災から23年となった1月17日、被災地では雨の中、早朝からさまざまな追悼の催しが行われ、住民は犠牲者を追悼しました。
地震が起きた午前5時46分。神戸市中央区の諏訪山公園では、「早朝追悼のつどい」(被災者ネットワークなど主催)に参加した130人が黙とう。読経が流れる中、参加者は「神戸・希望の鐘」を突き、手を合わせました。
安田秋成被災者ネット代表は「犠牲者に報いるために、生き残った私たちは安心・安全の街づくり、国づくりに頑張りたい」とあいさつ。同区の女性(73)は「たくさんの家が倒壊し、巨人の足で踏みつぶされたようなあの光景がよみがえります。職場で亡くなった方もいます。無念だったと思います」と語りました。
救援復興兵庫県民会議は同日、同市三宮でメモリアル集会を開催。全国の災害被災地と連帯し、借り上げ復興住宅入居者への退去強要を許さないたたかいなどを訴えました。
日本共産党の穀田恵二国会対策委員長、田村貴昭衆院議員、武田良介参院議員、堀内照文前衆院議員が追悼行事や集会に参加しました。(しんぶん赤旗 2018年1月18日)