日本共産党の田村貴昭衆院議員は10月7日、鹿児島県南九州市を訪れ、先月の台風24号で起きた、お茶やソバ、大豆の塩害被害を調査し、被災農家を見舞うとともに国への要望を聞きとりました。
南九州市の大倉野由美子、内園知恵子・党市議と、地元で農業を営む、無所属の大倉野忠浩、鮫島信行、西次雄の各市議とともに被災農地約10カ所を訪れ、被害状況を聞きました。
農地では、「台風の前日まで白い花を咲かせていたソバは茶色く枯れ、収穫は見込めない」「お茶は新芽を刈り捨てるしかない」「11月中旬に収穫予定の大豆は、緑の葉の大半が枯れてしまい、身の入りが悪ければ商品にならない」などの話を聞きました。
南九州市頴娃(えい)農業開発研修センターでは市の担当者に被害状況を聞き、ニンジンやキャベツ、大根などの野菜も風害や流亡の被害が出ているとして、被災農家への補償や、今後の台風対策として育苗中の苗を守るための硬質プラスチックハウスの助成が必要との要望が出されました。
台風24号で県全体では40億円を超える農業被害が出ており、同市では約4億円にのぼるといわれています。
来年の県議選に挑戦する、たいらゆきお予定候補(鹿児島市・鹿児島郡区)も同行しました。(しんぶん赤旗 2018年ん10月10日)