沖縄県豊見城(とみぐすく)市議選(10日投票、定数22)は、27人の候補者・政党間のつばぜり合いの激しさが増す中で2月7日、「三日攻防」といわれる最終盤に突入しました。日本共産党の赤嶺政賢、田村貴昭の両衆院議員は、必勝を目指す党5候補と市内各地でマイクを握りました。
赤嶺氏は、県民多数が反対する同県名護市辺野古米軍新基地建設の土砂投入など、工事を強行する安倍政権を厳しく批判。「県民を愚弄(ぐろう)する態度を改めさせるには、絶対に基地を造らせないという強い意志のもとに、(市議選での)『オール沖縄』の躍進が必要だ」と強調しました。
赤嶺氏は「奇跡の海といわれる豊かな大浦湾が工事で死滅するのは許せない。安倍政権に県民の心を突きつけよう」と呼びかけ、現職のギマ盛昭と瀬長ひろし、新人の、まえさと保、瀬長つねお、新垣りゅうじの5候補を「市議会へ押し上げていただきたい」と力を込めました。
田村氏は、昨年にオール沖縄の山川仁市政が誕生し、市民本位の市政に転換し始めていることを紹介。「山川市長を支える与党議員が市議会で多数を占めるには、日本共産党の5人がどうしても必要です」と述べました。
田村氏は、24日の同新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票に向け、「反対にマル」の世論を広げるためにも「新基地建設は絶対に許さない、ぶれずに頑張る5人の支持の輪を、一回り二回りと広げてください」と訴えました。(しんぶん赤旗 2019年2月8日)