石綿検査機活用を調査 田村衆院議員、普及へ尽力 北九州

アスベストアナライザー① 日本共産党の田村貴昭衆院議員は4月22日、北九州市役所で、建物解体現場で有害な石綿(アスベスト)の有無を簡易検査する「アスベストアナライザー」の活用状況を福岡県建設労働組合の役員らとともに調査しました。

検査機は田村氏が国会審議で普及を求めたのち各地の労働局などに配布が進んでおり、同市の導入は政令市の中で6番目です。

田村氏は「作業員の方々への現場での暴露を防げるように取り組みを聞かせていただきたい」とのべました。市の担当者は、検査機を使って今月から行っている新たな立ち入り検査や国の機関との連携を説明しました。

調査後田村氏は、「いち早く導入して検査に活用する北九州の取り組みは心強い。検査体制が全地域に広がって対策が万全になされるように地方と国、あわせて対策を求めていきたい」と語りました。

同行した福建労の隈本正継副委員長は「使用してみてこれは役に立っていくと感じた。古い建物には使用を前提とした対策が必要で、アスベストの怖さを世論に訴えたい。耐火ボードなどの含有建材への対策拡充にむけ田村氏の活躍を期待します」と語りました。(しんぶん赤旗 2019年4月24日)