日本共産党の田村貴昭衆院議員は4月28日、鹿児島県出水市で森林の盗伐被害現場を調査しました。平良行雄県議、中嶋敏子市議が同行しました。
境界100メートル超地点
現場は大規模に伐採され、木の切り口には番号が書かれていました。番号を記入した北薩森林組合によると全部で227あります。
森林所有者は1月上旬、北薩森林組合から伐採されていると連絡を受けました。2月に森林組合の担当者と現地を確認しました。
森林所有者の1人の男性(62)は、谷底の境界から100メートル以上離れた地点を、無断で伐採されたと告発。県外の業者に伐採を委託した森林組合は「正当な伐採」とし、業者名の公表や伐採届の確認の求めに応じていないことに対し、男性は「謝罪と誠意を見せてほしい」と訴えました。同じく所有者の男性(68)も「元に戻せと言いたい」と語りました。
田村氏は「泣き寝入りは絶対に許さない。警察も盗伐や違法伐採業者を取り締まらないといけない。被害者への補償をさせるのが行政。それを指導するのが林野庁だとずっと言ってきた。国会で取り上げ、追及したい」と応えました。(しんぶん赤旗 2019年4月30日)