九州北部が記録的な大雨に襲われる中、日本共産党の「九州北部大雨災害対策本部」の田村貴昭事務局長・衆院議員は8月28、29の両日、佐賀県で被害の実態を調査しました。
28日に佐賀市に駆け付けた田村氏は、武藤明美県議、中山重俊市議らとともに冠水した飲食店街などを訪ねました。エアコンの室外機が流され、スナックの床のじゅうたんが水浸しとなっていました。焼き鳥屋を営む業者は「これまで6回水に漬かりましたが、今回が一番ひどい。冷蔵庫もダメになりました。何とかしてほしい。お願いします」と話しました。
29日は同県小城(おぎ)市に入り、松尾義幸市議とともに、家の中まで泥水が入った住宅などを訪問。「水を吸った重い畳を外に運び出す作業が困難」などの声が出されました。印刷所では3~4日営業ができず、置いてあったロール紙が浸水と湿気で使えなくなっているとの訴えがありました。
田村氏は調査後「未曽有の大雨で床下浸水しているお宅も多かったし、商売をされている方は営業再開まで時間がかかる。被災者の要望を行政がくみ上げる必要がある。避難所に対しても、生活できる環境づくりが必要です」と話しました。(しんぶん赤旗 2019年8月30日)