「桜」 正月過ぎても忘れない 市民連合と野党代表が宣伝 福岡

市民連合ふくおか=29日 「『桜を見る会』正月過ぎても忘れません」――市民連合ふくおかは12月29日、帰省客や買い物客でにぎわう福岡市の繁華街・天神で街頭宣伝をしました。参加者は100人を超え、野党各党の代表らが安倍政権の「桜を見る会」私物化をはじめとする数々の疑惑の徹底追及を訴えました。

市民連合ふくおかの後藤富和弁護士は「(問題を通じ)私たちに問われているのは、このままの政治でいいのかということだ」と強調。ウソとごまかしで疑惑を隠ぺいし、憲法改悪を狙う安倍政権を「国民の命を守るために倒そう」と呼びかけました。

日本共産党の田村貴昭衆院議員が野党の追及本部での活動を報告し、「通常国会冒頭から徹底して追及する」と約束。参院選の政策合意の意義を強調し、「来る衆院選で勝利を収め、新しいこの国の政治をつくろう」と力を込めました。(動画はこちら)

立憲民主党の山内康一衆院議員、国民民主党の稲富修二衆院議員、社民党の落石俊則・福岡市議がスピーチ。安倍政権打倒や小選挙区候補一本化の決意を語りました。

参加者が次々とマイクを握り、IR・カジノ疑獄や自衛隊中東派遣閣議決定、公文書の隠ぺい改ざん、森友加計疑惑などを批判。「野党に投票すれば政治は変えられる」と訴えました。

56歳の男性は「野党は『桜を見る会』追及にとどまらず、消費税5%減税などの政策を掘り下げ、大きなまとまりで自公政権に対峙(たいじ)してほしい」と語りました。(しんぶん赤旗 2020年12月30日)