韓国民団賀詞会 田村衆院議員あいさつ 福岡

民団賀詞交歓会=11日 日本共産党の田村貴昭衆院議員は1月11日、在日本大韓民国民団福岡県地方本部の賀詞交歓会に出席し、他党の国会議員とともにあいさつしました。
 
 李相鎬(イ・サンホ)地方団長は、徴用工問題での日韓関係の悪化に憂慮を示し、立場は違っていても対話は可能で、そうすべきだと強調。在日コリアンが橋渡しの役割を果たすべき時期が来ていると述べ「本当の意味で共に生きていくことを実践していきたい」と語りました。
 
 田村氏は、徴用工問題は過去の植民地支配への日本の真摯(しんし)な反省を土台にしてこそ和解の道筋が開かれると訴えました。観光客減少など九州への影響を述べ、「日韓パートナーシップ共同宣言」に立ち戻った関係正常化や、ヘイトスピーチ根絶への決意を表明。「対立から対話への転換を政治の責任でやり遂げたい」と語りました。
 
 田村氏のあいさつを聞いた参加者の女性(68)は「日本人の友人や近所の方との付き合いはこれまでと変わらず続いていて、関係悪化は本当に政治の問題だと思う。過去を知らない方々に、まずは歴史を知ってもらいたい」と話しました。(しんぶん赤旗 2020年1月12日)