高齢の中国人夫妻、ビザ延長 共産党長崎市議団と田村貴昭議員が連携

 安倍政権による入国規制のために帰国できず、ビザの延長も拒否され困っていた高齢の中国人夫妻のビザ延長が、日本共産党の長崎市議団と田村貴昭衆院議員の連携で認められることになりました。
 
 夫妻は春節の休みを利用し、日本国籍を取得した息子の招待で長崎を訪れ、北九州空港から帰国する予定でしたが、帰国日に安倍政権による入国規制が始まり、帰ることができなくなりました。
 
 関西空港、成田空港から中国行きの便が出ていましたが、夫妻は車イスの上、持病があり、医師からは長時間の移動は難しいと言われていました。ビザの期限は27日までで、福岡から中国行きの便がでるのを待つ間、ビザの延長を入国管理局・長崎出張所に申請しました。しかし、関空、成田から帰国できるはずと、延長を拒否されました。
 
 「これは人権問題だ」と夫妻の息子から相談を受けた友人は「人権問題なら共産党しかない」と党の連絡先を調べ、長崎市議団に相談にきました。内田隆英団長が応対し、田村議員に連絡。田村議員が入国管理局に「適切な対応を」と求めたことで、ビザの延長が認められました。(しんぶん赤旗 2020年3月13日)