「鳥町」火災 支援早く 田村貴昭議員ら現場調査 北九州市

火災現場を視察する田村氏=4日、北九州市小倉北区 北九州市小倉北区の飲食店が密集する「鳥町食道街」が火元とみられる大規模火災から一夜明けた1月4日朝、日本共産党の田村貴昭衆院議員と党市議団は、消防局の案内の下、火災現場を調査しました。
 
 同日朝、ほぼ火は消し止められ、速報で「鳥町食道街」の全22店舗と合わせ35店舗の被災が確認されています。同市では、今回の火災現場から南に400メートルほど離れた旦過(たんが)市場でも、おととし2度、火災が起きています。
 
 調査後、田村氏は、「一日も早い支援と対策が求められる」とのべ、「旦過市場での教訓が本当に生かされたのか検証していかなければならない」と話しました。
 
 火災の報を受け前日も現場に駆け付けた出口成信市議は、友人が経営する飲食店も被災したことに触れ、「胸が締め付けられる思い」との心境を語りました。市の支援窓口が開設されており「ぜひ相談を寄せていただき、党市議団としても支援に全力をあげる」と力を込めました。
 
 道を挟んで延焼を免れた店舗の店長の女性(41)は「当初、ぼや程度だと思っていた」と。警察の避難指示があり、数十人の客を避難させたあと、みるみるうちに燃え広がり、立ち上る黒煙にがくぜんとし「こんなことになるなんて」と肩を落としました。(しんぶん赤旗 2024年1月5日)