福岡JAと意見交換 田村・真島・いせだ氏が訪問 TPPに批判

 日本共産党の田村貴昭、真島省三両衆院議員、いせだ良子参院比例候補は8月17日、JA福岡中央会を訪問し、本村公則専務理事、松下克弘常務理事と環太平洋連携協定(TPP)の問題などで意見を交わしました。

 

 重要5品目の除外・再協議を求めた国会決議に反するTPP交渉に批判が集中。田村議員は「安倍首相も甘利担当相も国会決議順守というがそれでなぜコメの優先輸入枠の話が出てくるのか。まともに答えない」と指摘。役員らは「史上最低の米価のなか、アメリカの要求の半分だから良いという話ではない」「再生産可能な内容ではないのではないか」と疑問を示しました。

 

 議員らは、農協の改革や食料品輸入の状況、新規就農者支援、ムギ、ダイズなど地域の実情に応じた農業振興について聞き、生産者も交えた懇談を提案しました。

 

 いせだ候補は「今、日本にある多様な農作物がTPPで無くなってしまうのではないか。地方の活性化のためにも若い人が農業で展望を持って働けるようにしていかなければ」と語りました。

(しんぶん赤旗 2015年8月19日)