赤旗「水曜随想」 辞めさせるため任命?/衆議院議員 田村貴昭

8日 災害特 「適材適所」が次々と辞任。辞めさせるために任命しているのか? 岸田首相の責任を厳しく問いたい。神田財務副大臣は、2013年から固定資産税を2年連続で滞納。差し押さえられるまで払わず。これを昨年まで2度、3度と繰り返してきた。本人が提出した国会への報告書には「いずれも事務の不手際により」と書かれてある。厚顔無恥、誰が信用するか。神田氏を衆議院財務金融委員会に呼び、質疑を行うことを一昨日の理事懇談会で主張したのは言うまでもない。
 
 減税をぶち上げても下がり続ける内閣支持率。当然だ。国民はその先に増税があることを見抜いている。軍拡増税の対象の1つは所得税。所得税減税と矛盾するではないか。さらに、一定の所得のある人は介護保険料アップ、少子化対策の予算を医療保険料に上乗せ…次から次へと打ち出される国民負担増への動き。さらに経団連会長は、「消費税増税から逃げちゃいけない」と発言。そもそも減税を言いながら、インボイスで消費税増税とは支離滅裂ではないか。とんでもない!
 
 諸悪の根源は大軍拡。国民生活を犠牲にし、戦争する国づくりが九州沖縄を拠点に進んでいることを、先日の日本平和大会で報告。さっそく「田村さんのスライド資料が欲しい」と問い合わせ。もちろん、カクサン歓迎。「軍事費削って福祉、教育の充実を」の世論をいまこそ大きく広げましょう。
 
 先月の毎日新聞の世論調査で岸田政権を採点するとの問いに、最多は0点、平均でも31点。もはや落第内閣ですね。国民の声を聞かない政権は退場へ。さあ、今ががんばり時。(しんぶん赤旗 2023年11月15日)