赤旗紙上年賀状 衆院九州・沖縄比例予定候補 田村貴昭

「3・11」は政治の原点

 九州電力の原発6基がすべて停止し、新しい年を迎えました。そこで、新年の抱負―私は国会議員になって、原発撤退日本一、自然エネルギーナンバーワンの九州沖縄を達成する仕事に着手します。

 
暖かい部屋にいると、あの壁と床の冷たさを思い出します。昨年12月、宮城県七ヶ浜町の仮設住宅に被災した方々への救援物資を持って訪ねました。「お困り
のことはないですか」と聞くと、一様に「寒いです」。断熱材も畳も入れないやり方に、魂の入らない〝復興″を見ました。

 日々の生活や活動の中ではつらいこともあります。しかし、昨年から「被災者の苦しみに比べたら」を心に問いかけるようにしました。困った人の立場にたって―「3・11」は政治の原点を改めて教えてくれました。その政治がなっていません。

 普天間「移設」、派遣法改正骨抜き、消費税増税 民主党政権の公約違反は極まれり。元旦、北九州市・八坂神社の初詣の方たちに「ひどい政治を一緒に変えましょう」と声をおかけしたところ、静かにうなずく姿がありました。確かな変化を感じました。

 原発も米軍基地も抱え、雇用や県民所得が全国でも最も厳しい九州・沖縄―日本共産党の議席増が一番求められるブロックではないでしょうか。

 国民の苦難打開へ。「三度目の正直」めざしてがんばります。(しんぶん赤旗 2012年1月6日)