先週末、予算委員会の質問通告を各省にしている最中だった。ニュース速報で桜島噴火の映像が飛び込んできた。もしかしたら、討議・推敲を重ねてきた質問は、災害対策に切り替わるかも。質問に至る噴火災害は起こらなかったが、議会質問は瞬発性、柔軟性も求められる。
かつて私の質問をみたという飲食店の主人から言われた。「田村さん、次から次によく言葉が出てきますよね」。そりゃそうだ、黙っていたら質問にならない。
「緊張しないの?」。それは新人でもベテランでもしますよ。
正直、緊張で心臓バクバクになることも。そんな時は自分に言い聞かせる。緊張しているのはやる気がある証拠。試合前のフィギュアスケートや体操の選手に比べたら、どうってことないだろう、なんて。
かくして月曜日。予算委員会で国が地方交付税を削減しようとしている問題を取り上げた。「地方創生」を掲げる一方で、行革をこれでもかと押しつけ、歳出削減を迫る政府。学校給食は直営方式が半数以上なのに、経費水準は民間委託とする改悪案に切り込んだ。子どもの体と健康づくりを行革の対象にしてはならないぞ。
「しんぶん赤旗」の「西日本のページ」が今日もFAXされてきた。国政課題ひしめく九州・沖縄。切実な住民の願い実現へとがんばる人たちの姿が目に浮かぶ。これもとりあげなければ、あれもやらねば・・・さっそく次の準備へとりかかる。
「質問づくりほど楽しいことはない。私の最大のストレス解消法」と言ってのけた地方議員の先輩がいる。私はまだその境地にはいたらない。度胸も知識もつけて精進せねば。
(しんぶん赤旗 2016年2月10日)