またひとヤマ越えよう

P3220506 やれやれ終わったかと思ったら、秘書が「すぐにもうひとヤマきますよ」

 

 そう、私はいま質問戦の渦中にいる。所属する総務委員会と地方創生特別委員会の審議が同時にすすみ、質問が次から次へやってくる。4日連続で質問に立つこともあった。すでに今国会は10のヤマを登った。

 

 

 1月下旬、寒波で長崎の露地ビワが「凍死」の大打撃を受けて、現地に飛んだ。「寒冷対策にはビニールハウスの導入が有効」。生産者から対応策を伺い、農水省とかけあった。「補償もなく落ち込んでいる生産者にハウスの支援策を」。国会質問に結びつけたら、寒害被害対策として、国が半分負担する制度が新設された。

 

 これを受けて長崎県議会では、堀江ひとみ議員が県の上乗せ支援を求めて質問。前向きの答弁が得られた。これでビワ農家の負担をかなり減らす展望が見えてきた。地方と国会を結んで、政治を前に進めることができてうれしい。

 

 質問づくりは正直大変だ。時には五里霧中の中からのスタートもある。でも、切実な国民の声を政府にぶつけるためにここにきたのだ。躍進をかちとって、質問回数も時間も増えたことを喜びとし、最大限活用しなければ。

 

 昨日、演説会に参加した方から「田村さん、インターネットで質問見てるよ」「いい指摘でした」等々の意見をいただいた。

 

 質問を終えると、心地よい疲労感に包まれる。それは、ヤマを登ったときの爽快感と似ている。だからやめられない。さあ、またひとヤマ越えよう。今日も質問だ。

(しんぶん赤旗 2016年3月23日)