市民連合ふくおかは7月26日、福岡市内で「市民と野党の対話集会」を開きました。会場に34人が集まったほか、50人から60人がライブ中継を視聴。コロナ禍での安倍政治の破綻や安保法廃止、野党共闘などについて語りあいました。
日本共産党の田村貴昭衆院議員(九州沖縄比例)や木村拓史予定候補(福岡1区)、立憲民主党の山内康一衆院議員(同3区)、国民民主党の稲富修二衆院議員(同2区)、坪田晋予定候補(立憲、同1区)がインターネットを通じて参加しました。
市民と野党の共闘についての質問に田村氏は、英語民間試験の中止や検察庁法改定案の廃案などでの共闘の勝利を強調し、「市民と一緒に声をあげることで安倍政権を追い詰めていく」と語りました。
他の野党も「市民連合との政策合意が野党共闘のスタートライン。きょうのお話でも各党大きな違いはない」(山内氏)、「さまざまな立場があるなかここまで共闘を進めてきた。衆院選で結果を出すことが求められる」(稲富氏)と共闘での安倍政権打倒を訴えました。
代表世話人の出水薫・九州大学教授が参加者に、複数の政党の連帯や安倍政権後の政権を見据え「一緒に政策をつくる営みに踏み出したい」と提案。田村氏は、安倍政権に欠ける多様性や個人の尊厳尊重の立場で市民と野党は大同団結できるステージに立っていると強調しました。(しんぶん赤旗 2020年7月29日)