市民と野党の共闘で自民党政治を終わらせようと「市民連合ふくおか」が2月17日、福岡市内で、「私たちの政治について語る公開シンポジウム」を開きました。パネリストに日本共産党の田村貴昭衆院議員と、立民、社民、れいわ、緑の党の代表や予定候補者らが招かれ、会場を埋める市民ら125人を前に訴えました。
テーマは、「解散・総選挙で一番訴えたいこと」と、昨年夏から市民連合が野党と調整し練り上げてきた「『新しい戦前』を阻止し、立憲主義に基づく政策を実現するための覚書案」6項目のうちの平和と立憲主義について。田村氏は、自民党の金権腐敗政治の一掃、大軍拡・大増税反対を訴えました。
会場からも政治を変えたいとの思いや、岸田文雄首相が狙う任期中の改憲や、「台湾有事」への危機感がだされ、意見を交わしました。それぞれの代表から改憲阻止や、「絶対に戦争をさせない」などの決意がのべられました。田村氏は「共通政策をつくり、選挙の相互協力で大きな力が生まれ、必ず政権は代えられる」と力を込めました。
「市民連合ふくおか」の共同代表で顧問の石川捷治氏は、政・財界による共闘攻撃などの困難はあるが、しっかりと基盤を築いてきたとの手応えを述べ「頑張っていこう」と呼びかけました。(しんぶん赤旗 2023年2月20日)