旧安倍派担当者、出席拒否 田村貴昭議員「国会招致は不可欠」

 自民党裏金事件を巡り、旧安倍派会計責任者の松本淳一郎氏は2月7日、参考人招致について心身に負担が大きいなどとして「出席は差し控えたい」と改めて文書回答しました。
 
 衆院予算委員会の理事会は同日、参考人招致について協議。安住淳予算委員長は自民党に対し、松本氏が招致に応じるよう努力を促し、進捗(しんちょく)状況の報告を求めました。自民党は「断念することなく引き続き努力したい。可能性はゼロではないと聞いている」と述べました。
 
 日本共産党の田村貴昭議員は、旧安倍派の野上浩太郎議員が5日の参院政治倫理審査会で「政治資金の取り決めは派閥の会長と事務局長で取り決めていた」と弁明したと指摘。「松本氏は裏金事件の当事者としての自覚を持ち参考人招致に応じるべきだ」と述べ、真相解明に松本氏の国会招致は不可欠であり、証人喚問も必要だと強調しました。(しんぶん赤旗 2025年2月8日)