福岡県歯科保険医協会は5月24日、第48回定期総会を福岡市内で開きました。総会では、大崎公司会長が、今の診療報酬のままでは医療・介護が消滅すると指摘し、診療報酬の期中改定と紙の健康保険証存続のために「運動を広げていこう」と呼びかけました。活動方針と併せ、社会保障の充実、軍事費の削減などを求める。10項目にわたる決議を採択しました。新たに浦川修氏が会長に選出されました。
政党からの来賓あいさつで日本共産党の田村貴昭衆院議員は、マイナ保険証の利用率が3割も満たず、制度として破綻していると指摘し、従来の健康保険証に戻すために全力を尽くすと力を込めました。立憲民主党の野田国義参院議員、国民民主党の許斐亮太郎衆院議員、無所属の福地幸子県議らがあいさつしました。
記念講演では、自民党の裏金事件を刑事告発してきた神戸学院大学の上脇博之教授が、議会制民主主義の実現に向けて訴えました。100人超の参加者が会場を埋めました。(しんぶん赤旗 2025年5月28日)