自民党農政から転換を 小倉南革新懇が総会 田村議員が報告 北九州

31934 北九州市小倉南区の「小倉南革新懇」は6月7日、第15回総会を開きました。記念講演で、日本共産党の田村貴昭衆院議員が「食と農」をテーマに国政報告をし、自民党政治からの転換を訴えました。
 
 田村氏は、米の不足と価格高騰の原因を自民党による長年の減反政策によるものとのべ、米農家が激減してきたことを解説。党が食料自給率50%や農家への直接支援など、農政の転換を掲げ、国会で追及し、野党とも共同していると紹介しました。大軍拡により軍事費の伸び率が他の予算に比べ突出していることをあげ、1カ月後に迫る参院選での比例5議席確保と、消費税の一律5%減税や税制の転換に向け、決意をのべました。
 
 山口ゆうと参院選挙区予定候補と、ことし1月の市議選で初当選した宇土浩一郎市議らが来賓あいさつ。山口氏は、参院選で消費税減税が争点となる中、党が唯一、現実的な財源を示していると訴えました。宇土氏は、「みなさんと協力し、市民の要求実現に全力をあげる」と力を込めました。
 
 総会では、「市民と野党の共闘」の新たな発展をめざし、組織強化を図ることや、地域の要求実現に取り組んでいくことなどの活動方針を確認しました。(しんぶん赤旗 2025年6月11日)