国が沖縄県の翁長雄志知事を相手に、名護市辺野古の埋め立て承認取り消しの撤回を求めた代執行訴訟の第1回口頭弁論が福岡高裁那覇支部で行われた12月2日、首相官邸前では、提訴した政府に対する抗議行動がおこなわれました。
時折、小雨が降るなか、多くの市民が駆けつけ、時間がたつにつれて抗議行動に参加する人びとの列が伸びていきます。750人の参加者(主催者発表)は「基地はいらない」「埋め立てやめろ」「ジュゴンを守ろう」「翁長知事頑張れ」などとコールしました。
マイクを握った主催者代表の「政府は提訴を取り下げるべきだ」「沖縄と連帯して声を上げよう」などの訴えに、大きな拍手が起こりました。
「いてもたってもいられなかった」。東京都江東区に住む女性(67)は、テレビのニュースを見て、駆けつけたといいます。「翁長知事を応援したい。沖縄へも行こうと思っています」 「新基地建設NO」のプラカードを掲げていた、東京都町田市の女性(55)は「米軍基地の問題は、日本全体で考えなければいけないと思っています。この問題に限らず、安倍政権の強引な姿勢は許せない。沖縄の人と連携して、新基地建設を中止させたい」と語りました。
日本共産党の田村貴昭衆院議員が参加し、あいさつしました。(動画はコチラ)
行動を呼びかけたのは、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、「止めよう!辺野古埋め立て 国会包囲実行委員会」、総がかり行動実行委員会です。(しんぶん赤旗 2015年12月3日)