国営諫早湾干拓事業(長崎県)をめぐり、有明海沿岸4県(佐賀、長崎、福岡、熊本)の漁民の集いが5月1日、佐賀市で開かれました。国が主体的・積極的に関与し潮受け堤防排水門の開門を内容とする和解の実現に向けて尽力するよう求める決議を、参加者の拍手で確認しました。 4月28日の福岡高裁差し戻し審第6回口頭弁論直後の進行協議で、高裁が「話し合いによる解決のほ…[記事を表示]
諫早干拓・有明海再生
「国こそ背信的主張」 諫早干拓訴訟 差し戻し審口頭弁論 福岡高裁
国営諫早湾干拓事業(長崎県)で、潮受け堤防排水門の開門を強制しないよう国が求めた請求異議訴訟の差し戻し審第2回口頭弁論が7月3日、福岡高裁(岩木宰裁判長)でありました。 国側は、福岡高裁が2010年の確定判決で命じた開門の強制が原告・漁業者側の「権利の乱用」にあたるとし、諫早湾周辺の漁獲量が回復傾向にあると主張しました。 漁業者側は、権利の…[記事を表示]
諫早干拓 農漁業に被害 有明海沿岸の4県党議員ら調査
国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)によって深刻な農漁業不振が続いていることを受け、国会議員と有明海沿岸4県(長崎、佐賀、福岡、熊本)の地方議員や住民が23日に現地を視察し、農漁民から聞き取りをしました。「よみがえれ!有明訴訟」を支援する全国の会が主催し、133人が参加しました。 日本共産党の田村貴昭衆院議員、真島省三前衆院議員、仁比…[記事を表示]
「豊かな海」を返して 諫早訴訟団が農水相と懇談
諫早湾干拓事業をめぐり江藤拓農林水産大臣は10月2日、就任後初めて佐賀、長崎両県を訪れ、佐賀市内で「よみがえれ!有明訴訟」の弁護団・原告団と懇談しました。 馬奈木昭雄弁護団長は江藤農水相に、漁民だけでなく営農者などさまざまな立場の人と懇談できる場を開くことを求め「直接意見を大臣には聞いていただきたい」と語りました。 太良(たら)町の漁師は「…[記事を表示]
諫早湾差し戻し最高裁判決 開門求める漁民ら決意/「宝の海」再生へ頑張る
9月13日、諫早湾干拓の潮受け堤防排水門の開門について、国が強制しないよう求めた訴訟の上告審で、漁業者側の訴えを認める判決が出ました。開門訴訟で長いたたかいを続けてきた平方宣清さん(66)=佐賀県太良町=は判決後、感無量の表情を浮かべて記者団の前に姿を現しました。 「司法がまた、善良な漁民と国民に対して一筋の希望を与えてくれたと思っています」。20…[記事を表示]