日米共同訓練許さない 田村氏招き演説会 鹿児島・奄美

23日の奄美演説会 鹿児島県の日本共産党奄美地区委員会は9月23日、田村貴昭衆院議員(衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補)を招いて奄美市で演説会を開きました。奄美市議選(10月22日告示、29日投票)をたたかうサキダ信正予定候補(73)=現=が決意を表明。田村氏は、まつざき真琴・衆院鹿児島2区予定候補と共に市議選必勝と総選挙での党躍進を訴えました。
 
 田村氏は、陸自瀬戸内分屯地のミサイル基地化や、鹿児島県内10力所での自衛隊基地「強靭(きょうじん)化」を批判し「九州の離島が平和の危機に瀕(ひん)している」と強調。奄美大島で9月、10月と立て続けに日米共同訓練が行われることについて、自然豊かな世界遺産の中での演習など許されないと述べ、「憲法違反の軍事拡大をやめさせ岸田政権を退場に追い込もう」と呼びかけました。
 
 まつざき氏は、九州電力川内原発の20年運転延長を問う県民投票の広がりや、馬毛島や鹿屋の基地問題にふれ、「アメリカ言いなり・大企業優先の政治を皆さんと一緒に変えたい」と語りました。
 
 サキダ予定候補は軍事一辺倒の政治の転換と下水道料金値上げ反対を訴え、「市民の暮らしを守るため力いっぱい頑張っていく」と述べました。
 
 初めて演説会に参加した男性(35)=医療事務=は、「話からテレビなどでは伝わらない熱量を感じました。政治が身近になった」と話しました。(しんぶん赤旗 2023年9月26日)