農業復旧 補助率引き上げへ 田村氏に農水相が答弁 衆院農水委

キャプチャ_2019_11_06_13_42_18_129 江藤拓農水相は、11月6日の衆院農林水産委員会で、今年の大雨・台風によって損壊した農業用施設等の復旧を支援する「強い農業担い手づくり総合支援交付金(被災者農業者支援型)」の補助率を10分の3から引き上げることを表明しました。日本共産党の田村貴昭議員の質問への答弁です。(動画はコチラ)
 
 同交付金の被災者農業者支援型は、すべての被災農家を対象として、農業用ハウスや農業用機械の修繕・再建・取得をする場合に、国が費用の10分の3(園芸施設共済加入者は2分の1)を補助する制度。補助上限額はなく、倒壊したハウスやハウスに流れ込んだ土砂の撤去も対象となります。
 
 田村氏は、10月24日の同委員会で、共済未加入者についても負担をさらに軽減すること、せめて撤去については農家負担をなくすことを求めていました。
 
 昨年の西日本豪雨や北海道胆振東部地震などでは、国の補助率を2分の1(施設園芸共済未加入者は10分の4)に引き上げ、自治体も上乗せをすることで9割(同8割)まで助成されていました。(しんぶん赤旗 2019年11月7日)