米の品薄 田村貴昭氏、緊急対策求める 衆院財金委

お米 日本共産党の田村貴昭議員は8月23日の衆院財務金融委員会で、米の品薄問題について「国民が主食の米を手にすることができない重大事態だ」として政府に緊急対策を取るよう求めました。(質問動画はコチラ)
 
 田村氏は、米不足が連日報道される中でも、農林水産省は「米は全体としてひっ迫はしていない」との認識を示していると指摘。重大事態に農水省は何もしないのかと迫りました。
 
 武村展英農水副大臣は「例年新米は9月には1年の出荷量の4割程度が出回る。品薄は順次回復していくと見込んでいる」と答弁。田村氏は「新米が出回るまで待てというのはあまりにも無責任だ」と批判し、「生産者団体、卸の業界と相談して、店頭に十分なお米が回るように緊急対策を取るべきだ」と主張しました。
 
 田村氏は、減反に続く減反のあげく、米の需給調整も放棄した政府の対応を批判。米の生産量は661万トンにまで減少し、6月末時点の在庫量は156万トンと過去最低となったと指摘し、「この事態を招いた原因は自民党農政にある」と強調しました。(しんぶん赤旗 2024年8月24日)