日本共産党の赤嶺政賢議員は6月11日の衆院憲法審査会で、参考人として招致した3人の憲法学者全員が戦争法案を『違憲』と断じたことについて「極めて重要だ」と指摘し、「憲法違反の明白なこの法案は、廃案にすべきだ」と主張しました。
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赤嶺氏は、参考人の指摘を受けて出された政府見解は「閣議決定以降繰り返してきた説明をそのまま書き写したもので全く反論になっていない」と指摘。政府が
引用する砂川判決も、横畠裕介内閣法制局長官は「集団的自衛権について触れていない」と認めるように、集団的自衛権容認の根拠になりえないと批判しまし
た。
各会派の代表者からの意見表明を受けて行われた討議では、日本共産党の田村貴昭議員が発言。田村氏は、憲法学者の大勢は戦争法案に反対しているとして、
「国会が憲法違反の法律を認めていいのか」と指摘。自衛隊員や、その家族からも「自分は不正義の戦争で命を落としたくない」「戦争でお父さんを殺さない
で」などの声があがっていることを紹介し、「国会は国民の声に耳を傾けるべきだ」と述べました。(しんぶん赤旗 2015年6月12日)