立野ダム建設安全か 田村貴昭氏 熊本地震で現場崩落

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 日本共産党の田村貴昭議員は24日の衆院総務委員会で、熊本地震を引き起こした活断層と阿蘇地域での立野ダム建設について質問しました。

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 熊本地震では震源となる布田川断層帯が従来の認識より北東方向に7~8キロ長かったことが研究者によって指摘されています。従来の断層帯以外の場所で確認された地表の亀裂が活断層によるものかについて、文部科学省の白間竜一郎審議官は、「確定的なことは言えない」とし、地震調査研究推進本部が布田川・日奈久断層帯の「重点的な調査を今年度から行う」と答弁。越智繁雄国土地理院長も詳細な現地調査と専門家による判断が必要と述べました。

 

 立野ダムの安全性について国交省は、従来の断層がダムから離れているので問題はないとしています。田村氏は、ダム建設現場が地震による大規模な崩落が起きている実態を示し、「新たな断層帯の可能性を指摘する専門家の知見を無視して工事を進めてはならない」と徹底調査を求めました。

 

 国交省の宮内秀樹政務官は「熊本地震の規模が大きかったことを踏まえ、今後有識者を交えた詳細な調査を行う」ことを初めて言明しました。

(しんぶん赤旗 2016年5月28日)