インターネット通販大手アスクルの物流倉庫(埼玉県三芳町)で16日から火災が続いていた問題で、日本共産党の穀田恵二国対委員長は22日の国会内での記者会見で「火災原因の究明とともに防火対策がどうなっていたのかが問われる。重大問題として関心を持っている。国会でも議論する必要がある」と述べました。
穀田氏は、事件の全体像をみる必要があるとし、大型物流拠点を確保するとの名目で道路建設が進められてきたことに言及。各地で大型物流拠点が建設されるなかで、消防庁はじめ行政がどのような対策をとってきたのか、大型倉庫の防火対策基準はどうあるべきかについて国会で議論すべきだと主張しました。
消火活動はなぜ長期化 田村貴議員質問
日本共産党の田村貴昭議員が21日の衆院総務委員会で、消火活動の長期化の原因を質問。高市早苗総務相は、倉庫内部が棚などによって複雑な構造になっていることや、建物が巨大で燃焼物に直接放水できないことを説明しました。
田村氏は、近隣住民に対する避難勧告に加え、煙やすす、においが住民生活に深刻な影響を与えていると指摘。万全の対策とともに国会に対する情報提出を求めました。
(しんぶん赤旗 2017年2月21日)