日本共産党の田村貴昭議員は5月31日の衆院農林水産委員会で、タバコに含まれるニコチンに似た成分(ネオニコチノイド)を持つ農薬の規制を求めました。
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田村氏は、ネオニコチノイド系農薬がミツバチの減少に影響した疑いがありEUの一部で使用制限されていると述べ、日本でのミツバチ被害の原因を尋ねました。
農水省の池田一樹消費・安全局長は「水稲のカメムシ除去に使用された殺虫剤(ネオニコ系農薬)をミツバチが浴びた可能性が高い」と説明。トンボ類の減少について環境省の早水輝好水・大気環境局長は、明確な知見はないとしながら「ユスリカ幼虫の方が(ネオニコ系農薬の)感受性が高い」と述べました。
田村氏は、ネオニコ系農薬は本来なら農水省が「可能性が高い」と結論を出した時点でEUなどと同等の対応をするべきだったと強調。「農薬にも、環境基本計画に明記されている予防原則の考え方を取り入れるべきだ」と求めました。斎藤健農水相は「最新の科学的知見に基づいて必要な措置を講じたい」と答えました。(しんぶん赤旗 2018年6月7日)